ままのて
  • 日本で新型コロナウイルス感染症の第8波が続く中、欧米諸国ではコロナウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルスが流行し、トリプルデミックが起こっています。トリプルデミックの波は、日本にも押し寄せるのでしょうか。欧米で3つのウイルスが流行している原因と、日本で起こる可能性について現在の見解をお伝えします。


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    10月中旬以降トリプルデミックが続くアメリカ


    トリプルデミックとは?

    新型コロナウイルス感染症においては新株が次々と現れており、3年続くコロナ禍もいまだ終息の気配を見せません。アメリカではインフルエンザウイルスとRSウイルスの患者も急増していて、3つのウイルスが同時に流行する「トリプルデミック」が起こっています。

    このトリプルデミックとは、3つという意味の「トリプル(triple)」と、感染症が一定の地域で流行している状態を指す「エピデミック(epidemic)」を組み合わせた言葉です。

    世界的な感染爆発を意味する「パンデミック(pandemic)」よりも規模が小さいものの、被害の数は決して少ないとはいえません。イギリスやフランスでもトリプルデミックの兆候が現れており、日本でも注意が必要です。


    コロナ対策が緩和されたことが原因

    トリプルデミックが引き起こされた背景には、新型コロナウイルスの感染対策が緩和されたことがあります。3年におよぶコロナ禍が落ち着き、欧米ではマスクを外す人が増え、大人数で集まる場面が増えました。

    それに加えて、コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種率が低迷していることが一因にあるようです。変異を続けるコロナウイルスは、免疫を回避する能力が高いことも指摘されています。

    トリプルデミックを引き起こすいずれのウイルスも乳幼児や高齢者の入院率が高く、重症になる可能性が懸念されます。欧米でも再びマスク着用が推奨され始めており、一部ではマスク着用を義務化する動きが見られるようです。


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