昼間のトイレトレーニングが成功しても、夜の子どものおねしょに悩むママやパパは多いでしょう。寝ているあいだのことなので、対策が難しいと感じている方もいるのではないでしょうか。パパ小児科医の加納友環(ぱぱしょー)先生に、子どものおねしょのメカニズムと普段の生活で取り入れられる工夫について教えていただきました。
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おねしょはいつまで続く?
おむつが取れてトイレにいけるようになっても、夜に漏らしてしまう「おねしょ」は誰もが通る道ですよね。しかし、小学生に入るころまでおねしょが続いていると「なんとかしたほうが良いのでは?」と考える保護者の方もいるでしょう。
小さいころは排尿の機能が未熟なため、おねしょをする子どもが多いのですが年齢とともにおねしょはなくなってきます。ただし個人差があり、5〜6歳で約20%、小学校低学年で10%ほどおねしょがあります(※1)。
これくらいの年齢になると、保護者だけでなく本人も何とかしたいと考え出し、「夜尿症」という病気として相談が必要となります。
おねしょが起こるメカニズム

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幼いうちは膀胱の容量が小さく、脳から分泌される抗利尿ホルモン(尿量を減らすホルモン)の分泌が未熟です。尿は夜のあいだも作られ膀胱にたまっていくので、膀胱の容量に対して、夜に作られる尿が多い場合に尿がもれてしまうのです。
成長とともに膀胱の容量が大きくなり、脳から分泌される抗利尿ホルモンの分泌も盛んになるので、おねしょは減っていくでしょう。
おねしょは「甘えが原因」「親のしつけのせい」などといわれがちですが、根拠はありません。身体の機能の問題として対策すべきものです。夜に尿が漏れることは夜尿症だけでなく、そのほかの腎臓病やホルモンの病気のこともあります。
まずは小児科や泌尿器科を受診して、夜に尿が漏れることが「夜尿症」なのかどうか区別してもらうことが大切ですよ。