子宮底長は、母子手帳の妊婦健診の結果を記入するページに出てくる項目のひとつです。妊娠中期以降、腹囲とともに必ず計測されますが、子宮底長がなにを意味する数字なのか、わからないこともあるのではないでしょうか。子宮底長の測り方や平均的な長さ、子宮底長が長い・短い場合に考えられる原因、産後の変化について詳しく解説していきます。
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子宮底長とは?
子宮底長は、胎児の発育状況の把握、妊娠週数の推定、双子や三つ子などの多胎妊娠の可能性、羊水量の異常などの目安となる数値です。妊婦健診の基本検査項目に含まれており、毎回計測することが推奨されています。
健診のたびに計測することで、数値の伸び率をみます。急速に伸びていたり、低下していたりしないかチェックし、妊娠経過の異常の有無を判断しています。計測は、お腹がふくらみ始める妊娠16~20週頃に計測を開始するのが一般的です。ただし、計測の開始時期は病院によって異なるため、妊娠初期後半の妊娠15週頃から計測を開始することもあります。
日本で多く用いられている測定方法は「安藤-Westin(ウェスティン)法」と呼ばれます。子宮底長は測り方により変動すること、個人差が大きいことから、胎児の発育を診断する根拠としては信頼性に乏しいとされていました。しかし安藤-Westin法を正確に用いることで、子宮底長の計測が胎児の発育診断に有効であることが明らかになっています。
子宮底長の測り方

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子宮底長の計測は、医師や助産師、看護師さんがメジャーを使用して行います。まず、妊婦さんは膝を曲げたまま仰向けで横になり、衣服をめくってお腹を出します。次に、医師や助産師が触診で子宮底の位置と恥骨結合(股関節付近の左右の「恥骨」をつなぐ部分)の上縁を確認します。この時点で膝を伸ばします。
恥骨結合の上縁にメジャーの起点を置き、そこから子宮底の最上部までメジャーを伸ばし、お腹のふくらみを最長距離で計測します。ここで出た数値が子宮底長です。子宮底の位置がわかりにくい場合は、膝を曲げた状態で計測を開始することもあります。
妊娠17~20週までは、膀胱が尿で満たされた状態だと数値に3cmほどの誤差が生じることがわかっています。そのため、妊婦健診で採尿した後に、排尿をしっかりと済ませておくことが望ましいと言えます。また、測定の際は軽く息を吐き、お腹を緩めた状態にすることが大切です。
子宮底長の平均値

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