母乳育児をしたいけれど、産後に母乳が出るかどうか心配だというママは多いでしょう。母乳をつくる乳腺は妊娠中から発達しますが、産後に母乳が出る仕組みはどのようなものなのでしょうか。母乳育児は赤ちゃんにどのようなはたらきかけをするのでしょうか。ここでは、母乳の仕組みと、はたらき、成分や色、カロリーについて解説します。
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母乳が出る仕組みって?
母乳に関わる4つのホルモン
赤ちゃんの授乳方法のひとつである母乳育児は、赤ちゃんとママで行う共同作業です。赤ちゃんがママのおっぱいを吸うことで、母乳がつくられていきます。しかし、母乳育児の準備は、妊娠中から始まっています。妊娠中に乳腺が発達し、産後に母乳をつくる・貯める・分泌・射乳という流れへとつながるのです。この母乳が出る仕組みには、次の4つのホルモンが大きく関わっています。
・プロラクチン:母乳の生産をするようはたらきかける
・エストロゲン:乳腺の発達を促し、妊娠中は母乳が出るのを抑制する
・プロゲステロン:乳腺の発達を促し、妊娠中は母乳が出るのを抑制する
・オキシトシン:オキシトシン反射を介して母乳を外に出す
母乳を作る準備
妊娠をすると、不思議とおっぱいが張るようになりますよね。これは妊娠をきっかけに「エストロゲン」が増加し、乳腺(にゅうせん)と呼ばれる母乳の通り道が発達するためです。
おなじく「プロゲステロン」も乳腺の発達に役立っています。このホルモンは子宮筋の収縮を抑えて妊娠を維持するためのものです。妊娠すると体温が上がるのもプロゲステロンの作用のひとつとされています。
母乳が作られるしくみ
母乳の分泌には「プロラクチン」が大きく関係します。このホルモンが乳腺にはたらき、母乳の分泌を促すのです。
赤ちゃんが産まれると、ママの身体から胎盤が排出されるため、そこで分泌されていた「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンが急激に減少します。それにより、これまで母乳の分泌を抑えていたはたらきが弱まり、母乳の生産準備をしていた「プロラクチン」が活発に働くようになります。そして乳房にたくさんの血液が流れ込み、母乳がつくられるのです。

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母乳が出るしくみ
母乳を噴出させるためには、「オキシトシン」のはたらきが必要です。オキシトシンは赤ちゃんが乳首を吸う刺激によって分泌されます。母乳を乳房から積極的に押し出す、いわゆるポンプのような役割をしているのです。
つまり、母乳をつくるのが「プロラクチン」、母乳が通る道を作るのが「エストロゲン」と「プロゲステロン」、その母乳を押し出すのが「オキシトシン」というイメージですね。