赤ちゃんが虫に刺されると、どのように対処したら良いのか悩みますよね。ここでは、赤ちゃんの虫刺されの症状や対処法、病院に行く判断基準を小児科医監修で解説します。虫刺されの予防法もぜひ参考にしてみてくださいね。刺された虫の種類によって対処の方法は異なります。正しい対処法を把握しておくと、いざというとき慌てずにすみますよ。
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赤ちゃんの虫刺されには注意が必要!
虫刺され症状は時間が経ってからあらわれやすい
赤ちゃんは、大人と比べて虫刺されの症状が強く出る傾向があります。赤ちゃんが虫に刺されると大きく赤く腫れあがったり水ぶくれになったりすることがありますが、異常な反応ではないので、心配しないでくださいね。大人の場合は虫に刺されてから30分から1時間程度で腫れやかゆみが出る一方、赤ちゃんの症状は数時間から数日後に出ることが多いようです。
この赤ちゃんの虫刺されに見られる反応を「遅延型反応」といい、大人に見られる虫刺されの反応を「即時型反応」といいます。この反応の違いは、身体の抗体の有無によるものです。虫に刺されることが増えると抗体ができ、遅延型反応から即時型反応に変わっていくでしょう。
赤く腫れたりしこりになったりしやすい
7~8歳頃までの子どもは、小児ストロフルスという虫刺されによる過敏反応が見られやすいといわれています。小児ストロフルスはとびひのようにうつることはありませんが、強いかゆみをともなうので、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。なかでもアレルギー体質の子どもに起こりやすいため、注意が必要です。
赤ちゃんは虫刺されの症状が強く出やすいものですが、ほとんどかゆがらないケースもあります。生後間もない赤ちゃんの場合、虫に刺されても皮膚に反応が起こらないこともあるようです。
ひどく腫れる娘の虫刺されが不安でした
娘が赤ちゃんだったころ、虫に刺されたところがあまりにもひどく腫れるので、とても不安でした。皮膚科を受診したときに、子どもは虫刺されの症状が強く出ることが多いと聞き、それ以降は、ひどくかゆがらないときには心配しすぎないようにしています。
それでも何が起こるかわからないので、虫よけを使ったり、肌の露出を控えさせたりして、娘が4歳になった今でも予防を徹底しています。虫刺されに気がついたときは、しばらく様子がおかしいところはないかチェックするように心がけています。
かくととびひになる可能性がある
虫刺されのかゆみから、患部をかきむしってしまう赤ちゃんは珍しくありません。しかし、患部をかくととびひになってしまう可能性があります。とびひとは、正式には「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」という、ブドウ球菌や溶連菌(溶血性連鎖球菌)が原因で起こる細菌感染のことです。
とびひになるとかゆみのある水ぶくれができ、水ぶくれが破れると中から汁が出ます。この汁が離れた場所の皮膚につくことで、火事の飛び火のように皮膚に瞬く間に広がることから「とびひ」というのです。とびひは虫刺されだけでなく、あせもや湿疹、転ぶなどしてできた傷などからも感染する可能性があります。
人の鼻の穴の中にはさまざまな菌が存在しているため、鼻を触る癖がある赤ちゃんは、鼻の周りからとびひが広がることも少なくありません。赤ちゃんが鼻を触った手で虫に刺されたところをかくことによってとびひになるケースもあるため、気をつけるようにしましょう。
また、自分だけでなく周囲の人にも感染しますので、ジクジクした発疹に気づいたら、早めに医療機関を受診すると良いでしょう。
日本脳炎などの感染症にも注意!

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蚊が媒介する感染症例
蚊の中には病原体を持っているものがいるため、虫に刺されたあとは感染症にも注意が必要です。蚊の感染症には、以下のようなものがあります。
・日本脳炎
・デング熱
・ウエストナイル熱
・マラリア
病原体を持っている蚊に刺されたからといって、必ず感染・発症するわけではありません。しかし、日本脳炎とデング熱は国内での感染例が報告されており、注意が必要です。
日本脳炎予防にはワクチン接種が有効
日本脳炎については、予防接種を受けることでそのリスクを減らすことができます。日本脳炎の予防接種は一般的に3歳からとなっていますが、生後6ヶ月以降であれば接種することが可能です。2015年に千葉県において生後11か月児の日本脳炎症例が報告されていることもあるため、早めの接種開始を考慮してもよいでしょう。
蚊の多い地域では蚊を媒体とした感染症が流行している可能性があるため、流行地域に住んでいる場合は早めにスケジュールを組むことを医師と相談しても良いでしょう。日本国内では、中国・四国・九州・沖縄地方で日本脳炎の発生率が高いことが報告されています。
日本脳炎の予防接種は4回受けることが推奨されているため、接種間隔を確認し、受け忘れないように気をつけてくださいね。旅行などで海外へ行くときも、医師に相談して必要になりそうな予防接種を受けておくことをおすすめします。
娘の日本脳炎の予防接種は2歳のときに受けました
私は中国地方に住んでいるのですが、日本脳炎の予防接種は娘が2歳のときに受けました。3歳になってから接種するものだと思っていたのですが、新しく通い始めた小児科の方針で、早めに接種することになったのです。それまでは別の小児科に通っており、その病院では3歳以降に接種するスケジュールになっていました。
医師によって日本脳炎の予防接種の時期が異なるのが不思議でしたが、蚊が多い田舎住まいなので、早めに接種できて安心でした。