ままのて
  • 流産すると、手術を行って胎児や胎盤を排出することになります。流産手術の方法は、流産する時期によって異なりますが、ここでは、流産の約8割を占める早期流産の手術の流れを中心にまとめました。手術後の出血や腹痛はいつまで続くのか、生理が再開する時期はいつか、体験談を交えながら解説していきます。


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    流産とは

    流産とは、何らかの原因によって妊娠22週未満に妊娠が中断してしまうことです。エコー検査で赤ちゃんを包む「胎嚢(たいのう)」が確認できてから妊娠12週未満に起こるのは「早期流産」、妊娠12週以降に起こるのは「後期流産」と呼ばれています。

    流産は誰にでも起こる可能性があり、すべての妊娠のうち約15%の確率で発生します。特に妊娠初期に発症するリスクが高く、流産の約80%は早期流産です。早期流産の原因の多くは受精卵の染色体異常で、未然に防ぐことはできないといわれています。一方、後期流産では、「絨毛膜羊膜炎」や「子宮奇形」など母体側に問題があるケースが多くなります。

    流産は、胎児や胎盤などの子宮内容物の状態によって「進行流産」と「稽留流産(けいりゅうりゅうざん)」に分けられます。進行流産と稽留流産では、あらわれる兆候・症状も異なります。

    なお、流産にはいたっていないものの、その危険性が高い状態を「切迫流産」と言います。妊娠初期の切迫流産には治療法がありませんが、妊娠を継続できる可能性もあり、安静にするよう指導されます。


    進行流産

    子宮内容物が外に流れ出てきている状態です。子宮内容物の排出の程度によって、さらに分類され、子宮内容物の一部が子宮内に残っている場合は「不全流産」、子宮内容物が完全に排出されると「完全流産」です。

    不全流産では、生理に似た不正出血や下腹部痛、お腹の張り、腰痛の症状が持続します。妊娠初期には、特に問題がなくても出血や腹痛がみられることがあるものです。しかし、血の塊が出る、陣痛のようなお腹の痛みや張りが周期的にあらわれる、しばらく安静にしても症状が治まらないといった場合、流産の兆候の可能性があります。

    完全流産では、子宮内容物がすべて排出されるまでは不全流産と同様の症状があらわれますが、完全流産後は症状がなくなるか軽減します。


    稽留流産

    稽留流産とは、子宮内で胎児が亡くなった後、子宮内容物が排出されずに残っている状態です。腹痛や出血といった自覚症状があらわれないことが多く、手術などで子宮内容物が排出されるまでは、つわりが続くケースもあります。そのため、自分で流産に気付きにくく、妊婦健診のエコー検査で初めて判明することが少なくありません。

    稽留流産は、放置すると自然に子宮内容物が排出され始め、症状があらわれることがあります。


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