ままのて
  • 産婦人科医監修|不妊治療で用いられる排卵誘発剤のひとつ、セキソビットはどのような効果があるのでしょうか。ほかの薬との違いや副作用について解説します。飲み忘れてしまったときの対処や、服用の際に気になるポイントについてもみていきましょう。


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    セキソビットとは?効果や妊娠率は?


    シクロフェニルを配合した排卵誘発剤

    セキソビットは一般名(成分名)がシクロフェニル、商品名がセキソビット錠100mgとして古くから発売されている排卵誘発剤です。1965年に臨床効果が立証され、日本では1972年に承認を受け発売されるようになりました。

    シクロフェニルは視床下部に働きかけ、性腺刺激ホルモンと呼ばれる卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)の産生を促します。2つの性腺刺激ホルモンが盛んに分泌されると、排卵に向けて新しい卵胞が大きく育つようになるのです。

    またシクロフェニルは、卵巣が性腺刺激ホルモンに反応する機能を強くする作用もあります。排卵能が高まるため、妊娠率の向上も期待されている薬です。セキソビットは主に、無月経や無排卵月経、稀発月経の症状がある人に処方されます。


    クロミッドよりも排卵誘発効果が弱い

    排卵誘発剤として広く使われている薬に、クロミッドがあります。クロミッドはクロミフェンが主な成分で、一般的にはセキソビットよりも効果が高い反面、子宮頸管粘液が減少したり子宮内膜が薄くなったりといった副作用が出やすく、排卵誘発の結果と妊娠率の上昇が直結しないという側面があります。

    セキソビットはクロミッドより排卵誘発効果が弱いものの、子宮頸管粘液の減少はみられません。そのためクロミッドを使用して子宮頸管粘液の減少が起こったときに、セキソビットが処方されることがあります。

    また排卵の遅れやたまに無排卵が見られる程度の軽度の排卵障害だったり、検査数値に異常がなく不妊の原因が不明だったりするケースでは、セキソビットが第一選択薬となります。


    セキソビット服用者の約半数が排卵

    セキソビットは効果が弱いとはいえ、臨床成績では排卵率が臨床例全体の52.6%に達しており、服用した人の半数に排卵がみられました。症例別に排卵率をみてみると、第一度無月経で約40%、無排卵性月経で約62%、稀発月経で約80%となっています。

    しかし、排卵があったからといってすべて妊娠につながるわけではなく、妊娠率は排卵率よりも低い結果となっています。


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