妊娠の初期症状のひとつである着床出血が起こったとき、妊娠検査薬はどのような反応を示すのでしょうか。着床出血の特徴と妊娠検査薬の仕組み、生理との見分け方や着床出血後に妊娠検査薬を使用するタイミングについても解説します。その他の注意すべき出血についても知っておくことで、妊娠時のトラブルに対する不安を取り除いていきましょう。
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着床出血とは?
受精卵が着床するときに起こる出血
「着床出血」とは、精子と卵子が受精して受精卵が子宮に着床するときに起こる生理現象です。受精卵は子宮内膜の表面に取り込まれたところから着床を開始します。その後、4日間ほどかけて子宮内膜の奥深くに潜り込んで着床を完了させます。着床の開始から完了まではおよそ6日間かかります。
着床の際に子宮内膜から出血することがあり、この現象が「着床出血」と呼ばれます。着床出血は妊娠の初期症状のひとつとして広く認知されていますが、医学用語ではなく、医療の現場では「月経様出血」とも呼ばれています。
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【産婦人科医監修】着床出血の時期はいつ?量・色の生理との違いや出血の確…着床出血が起こるのは生理予定日の1週間前から生理予定日当日
受精卵は受精してから6~7日間ほどかけて卵管を移動し、子宮にたどり着くと着床を開始します。この時期はちょうど生理予定日の1週間前に該当します。そのため、着床出血は生理予定日の1週間前~生理予定日当日に起こるのが一般的です。
しかし、排卵や生理周期がずれていたり、生理開始予定日を勘違いしていたりする場合は、想定していた生理開始予定日を過ぎてから着床出血を確認することがあります。
着床出血か生理かというのは大きな違いです。とくに妊娠を希望しているときは、正確に生理開始予定日を把握するためにも、基礎体温や排卵日チェッカーなどを使って生理周期を管理することが望ましいでしょう。
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【産婦人科医監修】受精・着床はいつ起こる?受精までの時間と着床に何日か…出血量は少量でにおいはほとんどない
着床出血に伴う出血量は、少量であることがほとんどです。おりものにわずかに出血が混じっていたり、排尿後に少しティッシュに付いたりする程度の量で、下着が汚れても直径5cm以内というのが一般的です。
また、着床出血と生理とでは出血のメカニズムが異なるため、生理の経血のような独特のにおいはほとんどないといわれます。
出血の期間は1~3日間
着床出血は1~3日間ほどで収まることが多く、1回の出血で終わる人もいれば、3日間少量の出血が続く人もいます。まれに1週間近く続く人もいて、出血の期間は生理と同じように個人差がみられます。
着床出血には腹痛を伴うと感じる人も
着床にあたるタイミングでチクチクとした軽い腹痛や生理痛のような痛み、腰痛を感じたという人が多く、一般に「着床痛」と呼ばれます。しかし、着床時に起こる腹痛ひいては着床出血に伴う腹痛に医学的な根拠はありません。
着床出血は起こらないこともある
着床出血はすべての人に起こるものではありません。むしろ着床時に着床出血が起こらないケースのほうが多いといわれます。
着床出血が起こる頻度に関しては、すべての妊娠中およそ2%の人だけに起こるとする説もあれば、25%の人に起こるという説もあります。着床出血が見られたすべての妊婦さんが婦人科の診察を受けているとは限らないこと、また、妊娠初期の身体にはさまざまな変化が起こるため、出血があった場合の原因の特定が難しいということから諸説あるようです。
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受精から着床まで気をつけること|性行為は?飲酒、運動などの影響を解説【…疑わしい出血は受診を
出血量には個人差があり、生理の多めの日と同等量の出血が認められることもありますが、まれなケースです。出血の量が多かったり痛みを伴ったりする場合、1週間以上出血が止まらなかったりする場合は一度産婦人科を受診してみましょう。
また、排卵日や生理周期が基礎体温などから把握できているうえで、生理予定日を大幅に過ぎてから出血があった場合は、生理の発来あるいは着床とは無関係に起こる不正出血と考えられます。このような場合はすみやかに医師の診察を受けましょう。