妊娠初期にチクチク、ズキズキといったお腹の痛みを感じることは少なくありません。妊娠初期の腹痛は心配いらないことがほとんどとされていますが、こうした腹痛はなぜ起こるのでしょうか。左側だけ、下痢を伴うといった特徴、病気の可能性や危険な腹痛と心配のない腹痛の違い、簡単にできる腹痛対策を産婦人科医監修で解説します。
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妊娠初期の腹痛とは?いつからいつまで起こりやすい?
妊娠初期の腹痛が起こりやすい時期
妊娠初期とは、着床してから妊娠4ヶ月まで(4週から15週)を指します。この時期はホルモンバランスが変化し、ママの身体にさまざまな変化が出てくるころです。つわりや腹痛、熱っぽさなどの自覚症状が出る人もいますが、程度や種類にはそれぞれ個人差があります。
妊娠初期はまだ妊娠が判明する前や妊娠が確定したとしても検査で陽性となった直後の時期も含まれます。身体にさまざまな変化が起こり、妊娠や出産への戸惑いや今後の不安から心身ともにが不安定になるケースもあるようです。
妊娠初期の腹痛の特徴
妊娠初期にお腹に痛みを感じたという方は少なくありません。妊娠初期の腹痛の特徴として、妊娠前にはあまり感じることがなかった「チクチク」「ズキズキ」といった痛みを感じることがあるようです。生理痛と似た痛みであることも多く、すぐには区別がつかないともいわれています。
痛みが生じる部位や痛みを感じる時間の長さも、個人差が大きいようです。左側だけもしくは下腹部だけ、下腹部の鈍い痛みが一日中続く、腰に近い部分が一瞬うずく、痛みに波があるなど、人それぞれです。
同じ「妊娠初期」の腹痛とはいえ、痛みが起こる原因もさまざまです。そのため、腹痛の強さや感じ方にも違いがあり「これが妊娠初期の腹痛である」と特定するのは難しいといえます。
妊娠初期の腹痛と生理痛の違い
妊娠初期の腹痛は生理痛のような痛みだといわれています。お腹だけではなく腰にも鈍い痛みを覚えることがあるかもしれません。生理前と妊娠初期に起こりやすい腹痛に関しては、どちらもホルモンバランスの変化が関係しているとされますが、実際に分泌される物質や感じる痛みには個人差があります。
生理前には、子宮内膜から「プロスタグランジン」という成分が分泌されます。これは子宮の収縮を促し、子宮内膜の一部を剥がすためのものです。子宮の収縮によって、ギュッと締めつけられるような下腹部痛が起こることがあります。
これに対して、妊娠中はプロゲステロン(黄体ホルモン)というホルモンが多く分泌されます。プロゲステロンはじん帯を緩め子宮を膨張させます。そのため、グッと引っ張られるような下腹部痛が起こることがあるようです。
妊娠初期の不正出血には注意
妊娠初期にほとんどの方が経験する腹痛ですが、なかには危険な病気の兆候となるものも。強い痛みが長時間続いたり、歩けないほどの痛みが突然走ったり、今まで感じたことがない痛みが続いたりしたときは体調を気をつけて見ておくと安心ですね。
もし妊娠初期に腹部の痛みが強くなくても、出血を伴った腹痛を感じたときは迷わず産婦人科医に相談することが大切です。ちょっとした腹部の違和感に過敏になりすぎる必要はありませんが、いつもの痛みや症状と違う、痛みが徐々に強くなると感じたときはすぐにかかりつけの産婦人科を受診するようにしてください。
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【産婦人科医監修】妊娠初期の生理痛のような腹痛はいつまで?生理痛との違…妊娠初期の心配ない腹痛の原因

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子宮が大きくなることで起こる腹痛
妊娠直後の子宮は鶏の卵ぐらいの大きさといわれています。これが妊娠3ヶ月ごろには大人の握りこぶしほどになり、出産時には直径30cm以上にもなります。子宮は筋肉でできている臓器です。これが日々引き伸ばされることで、痛みが生じることもあるようです。
また、子宮の膨張によって隣り合っている腸が圧迫されるため、それが腹痛の原因となる可能性もあります。大きさだけではなく、妊娠時は子宮への血流量も増えます。血の流れが活性化することで、人によっては痛みを感じることもあるようです。