帝王切開での出産が決まった場合、「大丈夫かな?」「どのくらい痛いかな?」と不安になるママは多いでしょう。帝王切開をしたママに聞くと、痛みの感じ方はさまざまな一方で、痛みのピークはだいたい同じようです。今回は、帝王切開はどれくらい痛いのか、痛みの個人差やピークについて、医師監修の記事で解説します。
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帝王切開とは
帝王切開とは、経腟分娩が難しいと判断された場合に、腹壁と子宮を切開し外科的に赤ちゃんを直接娩出する出産方法のことです。
全分娩における一般病院での帝王切開の割合は、1990年には11.2%でしたが、2020年には27.4%となっています(※)。最近では4人に1人は帝王切開で出産しているといわれています。理由としては、高齢出産や不妊治療による多胎妊娠の増加、そして、さまざまなリスクを回避したい医師や家族の心理などが影響していることが考えられます。
帝王切開が決定した際には、医師との相談の上で手術日を決め、その1週間くらい前に手術前検査が行われます。検査内容は、血液検査や胸部X線写真、心電図などです。
帝王切開の流れ

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帝王切開での出産は「予定帝王切開」がほとんどですが、自然分娩の際に赤ちゃんやママが危険と判断された場合は、「緊急帝王切開」となります。自然分娩を予定しているママも慌てないよう、流れをおさえておきましょう。
1.前日または当日に入院
予定帝王切開の場合は、分娩前日に入院をします。入院中は手術・麻酔同意書へのサインや、血圧・体重測定、超音波検査などを行います。翌日の手術の時間にもよりますが、夜9時以降、絶飲食になることもあります。
2.麻酔
ほとんどの帝王切開では局所麻酔をします。下半身だけ麻酔をかけるので意識はありますが、痛みはありません。そのため、先生方の行っている手術の様子がわかります。
3.切開
麻酔が効いたことを確認した後、腹部の切開に移ります。帝王切開には縦切り、横切りとあり、だいたい10cm~12cmお腹を切開します。
4.出産
切開後、短い時間で赤ちゃんをお腹から取り出します。局所麻酔の場合は赤ちゃんがお腹から出される感覚があり、産声も聞くことができます。
5.処置と縫合
子宮から胎盤などを取り出してきれいに洗浄処置をしたら、お腹の切った部分を縫合します。傷が別の組織や臓器とくっついてしまう癒着を防ぐため、丁寧に行われます。子宮は溶ける糸、お腹はステープラーか糸を使って傷をとじます。
6.入院・抜糸
帝王切開での入院は、自然分娩に比べ2日~5日ほど長くなる場合が多いようです。傷やママの身体の状態にもよりますが、だいたい出産後4日ぐらいを目安に抜糸が行われます。