ままのて

妊婦さんには、避けたほうが良い飲み物や注意が必要な飲み物があります。普段から飲んでいる人が多いお茶やジュース、炭酸水などは、妊婦さんが飲んでも問題ないのでしょうか。カフェインや糖分など妊婦さんが注意したい飲み物のポイント、妊娠中の飲み物別の注意点一覧、コンビニやカフェなど外出時の飲み物の選び方を解説します。


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妊婦さんには、飲めるものと飲めないものがある

妊婦さんには生活上の制限がいくつかあり、食生活においても制限のある食べ物や飲み物があります。特に、妊婦さんが絶対に避けるべき飲み物はアルコール飲料(お酒)です。アルコール飲料は、お腹の赤ちゃんの発育をさまたげ、成長障害や器官形成不全を引き起こすといわれています。

アルコール飲料以外にも、妊婦さんが飲む際には注意が必要なものがあります。また妊婦さんが飲んでも問題ない飲み物でも、飲みやすいからといって極端に同じものばかりを飲み続けたり、過度に大量に飲んだりするのは良くありません。妊娠中は、栄養バランスも考えて飲み物を選びたいですね。


カフェイン・体重管理、妊娠中に気をつけたい飲み物のこと

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妊婦さんの一日の水分摂取量

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)(※1)」では、一日の水分摂取量の目安は定められていません。このため妊婦さんに関しても、一日の水分摂取量の目安は特にないと考えて良いでしょう。つわりの時期には嘔吐により水分が不足しがちになるため、症状に応じて意識的に水分をとる必要があります。


妊婦さんはアルコール飲料(お酒)を避ける

妊婦さんの飲酒は、赤ちゃんに特徴的な顔貌や発達の遅れ、中枢神経系の障害といった影響を与える危険性があります(※2)。

また、アルコールを摂取すると子宮収縮を促進するプロスタグランジンが増えるため、妊娠中・後期に多量にお酒を飲むと早産のリスクを高めるという研究もあります(※3)。飲酒量や時期に関わらず、妊娠中は禁酒しましょう。


一日のカフェイン量に気をつけよう

コーヒーやココア、一部のお茶やスイートチョコレートにはカフェインが含まれています。妊婦さんが大量にカフェインを摂取すると、赤ちゃんの発育に影響を及ぼす可能性があります。

妊娠中のカフェイン摂取量について、WHOでは1日300mg以上の摂取で赤ちゃんの低体重や流産・死産のリスクが高まる可能性があるとしています。欧米各国は1日200~300mgまでという目安を設けており、日本の農林水産省や厚生労働省もこれを紹介しています(※4)。

このように適度に飲む程度は問題はありませんが、できれば妊娠中はノンカフェインやカフェインレスの飲み物を選んで飲みましょう。スイートチョコレートのカフェイン含有量は100gあたり100mgあるため、カフェインを含む飲料とスイートチョコレートとの組み合わせにも注意が必要です(※5)。


糖分やカロリーのとりすぎはNG

妊娠中の体重管理では、飲み物に含まれる糖分やカロリーにも注意が必要です。ジュースなどの甘い飲み物も飲みすぎなければ問題はないため、飲む量と飲む頻度を決めて楽しみましょう。


飲み合わせの指示がある場合も

緑茶に含まれるタンニンという成分は、鉄の吸収を阻害します。このためタンニンを含む飲み物は、鉄剤などの一部の薬を飲むときには控えるように指示される場合があります。


飲み物にカビが生えたら飲まずに捨てよう

飲み物にも、保管状況によってカビが生える場合があります。カビは腹痛や吐き気を引き起こすなど、身体に悪影響をおよぼす可能性があります。

また、家でつくったお茶は、日にちがたつと雑菌が繁殖し食中毒の原因となるケースも発生しています。自家製のお茶は常温で放置せずに冷蔵庫で保管し、2~3日以内に飲みきるようにしましょう。水出しよりも、煮だして急冷するほうが雑菌が増殖するリスクを減らせます。


お茶・ジュース・ココア、妊娠中の飲み物の注意点一覧

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普段から飲んでいるお茶やジュースなどの飲み物の注意点は以下になります。ただし一部の飲み物に関しては、専門家のあいだでも妊娠中に飲んでよいかどうかについての意見が分かれています。不明点があり不安な場合には、かかりつけの医師に相談してから飲むようにしましょう。


お茶

種類
カフェイン量
注意点
麦茶ノンカフェインで妊婦さんにおすすめです。
そば茶ノンカフェインで妊婦さんにおすすめです。
玉露(浸出液)160mg緑茶(日本茶)の中でも比較的カフェイン量は多めです。
煎茶・ほうじ茶・玄米茶(浸出液)20mg・20mg・10mg緑茶(日本茶)の中でも比較的カフェイン量は少なめですが、飲みすぎに注意しましょう。
烏龍茶(浸出液)20mg日本茶とほぼ同じカフェイン量です。飲みすぎに注意しましょう。
たんぽぽ茶ノンカフェインで妊婦さんにおすすめです。ただし、たんぽぽの葉にはビタミンAが多く含まれているので、たんぽぽの根を用いたお茶のほうが良いでしょう。
紅茶(浸出液)30mgカフェインの量は、日本茶より多めです。ミルクティーやレモンティーを含め、加糖のものはカロリーにも注意しましょう。
ローズヒップ、ルイボスハーブティーの中でも妊婦さんにおすすめとする意見が多いです。
カモミール、ハイビスカスカモミールの種類によっては、子宮へ刺激を与えて流産を引き起こす可能性があります。また、ハイビスカスティーは妊娠中の使用は危険とされているので、この2つのハーブティーを妊娠中に飲むのは避けましょう。

※玉露・煎茶・ほうじ茶・玄米茶・烏龍茶・紅茶のカフェイン量は、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに作成


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