ままのて

1歳を過ぎると子どもは活発になり、目が離せなくなってきます。一日中一緒にいるとママやパパは疲れてしまい、家事や料理をしているあいだに子どもにテレビを見せて何とかしのごうと考えます。一般的に、幼児がテレビを見る時間はどのくらいにすべきなのでしょうか。長時間視聴した場合の発達ヘの悪影響や、見せるときの注意点も解説します。


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1.子どもがテレビを見ている平均時間

NHKが行った「子どもに良い放送プロジェクト」の調査結果(1,186世帯への調査)によると、子どものテレビとの接触時間は0〜1歳児では1日平均で3時間程度。2〜5歳になると外遊びが増えるので、2時間〜2時間30分程度といいます。(※1)

ただし接触時間の内訳を見ると大人と一緒に見ていることがほとんどで、子どもだけで見ているのは0〜5歳では30分程度にしかすぎません。また、家の中でテレビをつけていても、幼児はずっとテレビを見ているわけではありません。テレビの内容に興味がなくなったら別のことで遊ぶなど子どもは自分で上手に遊びを調整しています。


2.子どもはそれほどテレビが好きではない?

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科教授で発達心理学の専門家である菅原ますみさんの分析によると、実は、児にとってはテレビはそこまで魅力的なものではないと言います。

幼児はモノをなめたりかじったりしながら、自分が働きかけたことに何らかの結果が返ってくることでいろいろなことを学びます。また、彼らにとって一番楽しいのは親やきょうだい、友だちとのコミュニケーションです。そういう意味では、一方通行のコミュニケーションであるテレビは幼児にとっては物足りない道具だというのです。(※2)


3.子どもの発達における「実体験」の重要性

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ではなぜ、小さい子どもにテレビやDVDをつけっぱなしにして見せてはいけないのでしょうか。

2歳くらいまでの子どもは、周囲の物を自分の目で見て、手で触れて感じ取る、鼻でにおいをかいで感じ取るなどの五感を総動員して外界と触れ合い、物を認識する能力を発達させると言われているからです。また、これからたくさんの人と関わっていくために身につけなければならない基本的な技術は実体験で積み重ねていく必要があるからです。

テレビやDVDを見るだけでは「実体験」はできません。一方的に発せられる情報をどのように受け取るのか、子どもの認識能力はまだ不十分です。テレビやDVDの視聴だけによって子どもがコミュニケーション能力を身に付けることは絶対に不可能なのです。


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